お墓は不吉どころか大吉祥!
多くの方はお墓を建立すると「開眼供養」を行います。
※開眼供養とは墓石を建てた時に僧侶に読経してもらいご本尊やご先祖の魂を入魂することです。
ご自分の実家のお墓から「土」(依り代)を頂き、お墓に納めるのが良いとされており、
開眼供養当日までにご自分で実家のお墓参りを兼ねて、墓地の砂利や土を一握り頂いてきたり、
遠方の場合は、兄弟や親戚に依頼しご自宅まで送って頂きながら準備を行います。
石材店は、ご先祖様の依り代を当日お墓に納めるお手伝いを行いますが、
その前にとても大切な仕事も行っているのです。
それは、お墓が無事に完成した所で、
「竿石」と呼ばれる家名(○○家之墓)が彫刻された部材に晒し(さらし)を巻き付けるのです。
巻き付けた晒しは開眼供養にて読経が終えた時点で外します。
外された晒しには、ご先祖様やご本尊様、すなわち皆様ご家族にとっての「護り本尊」の魂が宿っており、
読経後は自宅で大切に保管しておきます。
その晒しは妊婦の腹帯にして元気な赤ちゃんの誕生の祈願として使用します。
(ご先祖様にお守り頂くことで健康で元気な赤ちゃんが生まれるとされております。)
親から子供へ、子供から孫へと代々受け継ぐとても大切な習わしではないでしょうか。