曹洞宗の墓石

曹洞宗は日本の在来仏教の禅の宗派のうちのひとつであります。
日本における曹洞宗の開祖は、鎌倉時代初期に活躍した道元という禅僧で、本尊は仏教の開祖である釈迦牟尼仏、すなわちお釈迦様です。
二大本山として、福井県の永平寺と横浜市の總持寺を持ちます。
曹洞宗の教えは、禅の教えを拠り所にし、只々ひたすらに座禅を行うという事で、黙照禅であることを特徴とします。
中国における禅と日本の曹洞宗の禅は一見同じように見えますが、その実は異なり、座禅を行う際に教義を立てています。これは無限の修行こそが仏に至るための唯一の道だという道元の主張に基づいていて、これを「只管打坐(しかんたざ)」と呼びます。

さて、実際に曹洞宗のお墓を建てる場合、墓石には「○○家之墓」という文字の上に、「○」を刻まれる円相と言われるものがあります。また、そのように○○家ではなくて、「南無釈迦牟尼佛」という文字だけを刻む場合もあります。
この円相というのは、禅宗特有のもののひとつで、見たままの通りの丸を一筆で描き、悟りや真理・仏性・宇宙全体といったものを象徴的に表したものと言われていますが、その解釈については特に決まりはなく、見る人それぞれに委ねられているそうです。
皆さんはこの円相、どのようなものをイメージしましたか?
また、南無釈迦牟尼佛は釈迦牟尼仏に帰依するという意味があります。
帰依とは仏教用語において拠り所にするという意味から、この場合はお釈迦様を拠り所にします、という意味に当たります。

石の武蔵家では、このような曹洞宗の宗旨に沿った正しい作法を踏まえてのお墓作りや、お客様のご希望に沿ったご満足頂けるお墓作りのご提案をさせて頂いております。

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