地震とナマズ
皆様こんにちは。
石の武蔵家システム担当のやまもです。
先日テレビを見ていた所、
新種のナマズであると判明されたというニュースが流れてきました。
このナマズは三重の五十鈴川等の東海地方に生息していて、
元々は普通のナマズとして分類されていましたが、
研究機関の調査により新種のナマズであることがわかりました。
日本で新種のナマズであるとわかったのは57年ぶりとなります。
ナマズといえば「ナマズが暴れると地震が起こる」と昔から言われています。
現に安政2年(1855)に起こった安政江戸地震においては、
地震後にナマズをモチーフにした絵も出回るほどです。
また、当時の状況を書いた安政見聞誌にもナマズが暴れていたという記述もあり、
地震とナマズに何らかの結びつきがあるように書かれていました。
科学的な面で調べてみると、
関東大震災の後にナマズと地震との関係に関する研究が行われました。
それによると、水槽に飼育されたナマズに対して、
水槽のガラスをノックした際にナマズが敏感に反応を示しました。
その結果から、およそ8割ほどの確率で数時間以内に地震を感知したとの事です。
その後1976年から1992年にかけての実験においても、
東京都での震度3以上の地震に対して、
10日前に異常行動が見られたケースが3割ほどあった事からも、
科学的にも地震とナマズに因果関係があることが実証されています。
流石に地震を予知するためにナマズを一家に一匹飼うわけには行きませんが、
ナマズの行動を見れば地震が起こる事を知ることができるかもしれません。