傘と笠
皆様こんにちは。
石の武蔵家システム担当のやまもです。
11月22日からドスパラ店舗と通販サイトで、
手ぶら傘という新商品が発売されました。
こちらは頭からすっぽりと被る形の傘となっていて、
かばんやスマートフォンなどを両手に持ちながら、
傘をさすことができるという商品です。
傘を被った見た目はちょっと気になりますが、
便利といえば便利なのでしょう。
しかしこのような被る形の傘というと、
やはり三度笠がイメージされるのではないでしょうか?
三度笠といえば皆様ご存知の通り、
竹の皮などを編んで作った笠のひとつで、
この三度笠と道中合羽・日本刀の3つは、
時代劇では渡世人が使っているお馴染みのテンプレートといえます。
しかし元々は飛脚が身に着けていた傘から名前の由来が来ています。
江戸・京都・大阪の主要3都市を毎月往復していた飛脚の事を、
三度飛脚と呼んでいました。
彼らの名前から三度笠という名前が使われていたわけです。
ちなみに時代劇でよく見る上の部分が平らな形になっている物は、
饅頭笠と呼ばれています。
この三度笠は昔の旅の必需品とも言え、
その携帯しやすさに加えて合羽と併せて使う事で、
雨天でも濡れずに旅を続けることができる事から、
当時は非常に使われていたと言われています。
現在では手で持つタイプの傘が主体となったこともあり、
こういった時代劇やコスプレなどに使われることが殆どです。