内視鏡
皆様こんにちは。
石の武蔵家システム担当のやまもです。
年間約5万人が命を落とすと言われる胃癌。
早期発見であるステージ1での5年生存率は95%と言われていますので、
早期発見が大事であるのは言うまでもありません。
そんな胃癌等体の内部を確認するのが内視鏡です。
内視鏡とは先端を体内に入れる事によって、
身体の内部の映像を手元で見ることができる機械です。
一般的には管の様な細長い形状をしていますが、
最近ではカプセル型の内視鏡も出てきています。
近年では内視鏡の利用は医療分野だけでなく、
災害時の被災者発見などにも用いられています。
内視鏡の概念は古代からありましたが、
本格的に開発が始まったのは19世紀ごろの事で、
1805年にドイツで作られて直腸等の観察を行った記録があります。
それ以外にも1853年にはフランスで、
1868年には再びドイツで体内の観察を行った記録があります。
現在のような内視鏡ができたのは1950年頃の日本で、
ガストロカメラと呼ばれる製品が有名です。
いわゆる胃カメラといえば皆さんもお分かりになると思います。
その後は光ファイバーや超音波センサといった様々な新技術を投入し、
画像精度・画質は大きく発展していきました。
最近ではAIを用いて人間が見落とす可能性のある胃癌も、
僅か0.02秒というすさまじい速度で特定できる、
新型のシステムが開発されています。
内視鏡による人為的見逃しはおよそ5~25%と言われていますので、
これが実用化すれば今後ますます胃癌を特定することができるでしょう。