忠犬ハチ公

皆様こんにちは。
石の武蔵家システム担当のやまもです。

先日、渋谷駅のシンボルとして知られる忠犬ハチ公の新たな写真が見つかり、
渋谷区にある白根記念渋谷郷土博物館・文学館に寄贈された事がわかりました。
今までハチ公の写真はおよそ70枚ほど現存していると言われますが、
はっきりと笑っているように見える写真は極めて珍しいとのことです。
こちらは1月29日から3月24日にかけて一般展示されます。

忠犬ハチ公は飼い主が死亡した後も、
駅前で帰りを待ち続けた忠犬として知られています。
元々飼っていた大学教授の上野英三郎は大変な愛犬家で、
出かける時も渋谷駅までハチと一緒に向かっていたそうです。
しかし、ハチを飼い始めた翌年に脳溢血で倒れ、亡くなりました。

主人が亡くなったハチはその後、
奥様の親戚である日本橋の呉服屋に預けられましたが、
すぐに浅草に移されます。しかし主人を思う気持ちが強かったのか、
度々渋谷に向かって移動する事が多かったそうです。
その頃から渋谷駅でずっと主人を待つことにしていました。
これを見た日本犬保存会の会長さんがハチの事をまとめて新聞に寄稿し、
これが元で忠犬ハチ公として人々に愛されるようになります。

現在ハチ公を題材にした映画やテレビ番組は数多く出ていますが、
やはり有名なのは1987年に公開された映画の「ハチ公物語」でしょう。
こちらは実話に創作を一部加えている内容ですが、
当時としては異業種が映画ビジネスに参入した初の邦画と言われ、
また評価そのものも前年のヒット作である子猫物語に続いたものもあり、
良作として一定の高評価を得ています。
また、2009年には舞台を現代のアメリカ東海岸の架空の町に変更し、
現代風にリメイクされた「HACHI 約束の犬」も公開されました。

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