クトゥルフ神話
皆様こんにちは。
石の武蔵家の山本です。
本日3月15日はアメリカの怪奇小説家であるH・P・ラヴクラフトの忌日です。
いわゆるSF怪奇小説として有名なクトゥルフ神話を作り出したことで知られ、
現代におけるSF宇宙冒険系小説に大きな影響を与えた人物です。
クトゥルフ神話はH・P・ラヴクラフトとその友人である作家達によって作られ、
架空の神々や地名・書物等の固有名称を作り出し、
それらを互いに貸し借りする事で様々な物語を作っていました。
いわゆるタコやイカといった軟体動物に似た頭部を持つ巨人等が有名で、
これら強大な力を持つモンスター達旧支配者が現代に蘇る事を共通のテーマにしています。
H・P・ラヴクラフトは生前からこれらのクトゥルフ神話作品を数多く生み出していましたが、
発表誌の多くがパルプ・マガジンと呼ばれる安価な大衆向け雑誌だったため、
無名のまま1937年に腎炎で亡くなりました。
しかしその後彼の友人たちがアーカム・ハウス社を設立し、
彼の作品集を出版したことで世に広まることになります。
その世界観の深さが世界各地で人気を博し、
現在ではこのクトゥルフ神話に影響を受けた作品がたくさんあります。
代表的なものとしては宮部みゆきの「ブレイブ・ストーリー」や「英雄の書」、
スティーブン・キングの「呪われた町」や「霧」
最近では2017年の「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」も、
H・P・ラヴクラフトの「狂気の山脈にて」をモチーフにしているとも言われています。