バリアフリー化の流れ
皆さんこんにちは。
石の武蔵家システム担当のやまもです。
ここ最近は各地でバリアフリーという言葉が頻繁に出てきています。
バリアフリーとは簡単に言うと高齢者や障碍者といった体の不自由な方々が、
社会生活に参加するうえで障害となる様々な要素を取り除くための方法や状態のことを言います。
国土交通省調べによると、平成27年時点での鉄道駅におけるバリアフリー化の割合は年々進んでおり、
例えば駅構内の段差については1日当たりの平均利用者数が3千人以上の駅に限ると80%以上、
誘導ブロックの設置状況については90%以上、
バリアフリー化されたトイレの設置については80%前後となかなかの数値となっています。
一方でバスや電車といった乗り物自体のバリアフリー化についてはやや遅れており、
平成27年度時点でのノンステップバスの導入台数は2万2千台前後、
バリアフリー化のされている電車については5万2千車両程度となっています。
個人に目を向けてみると、自動車については各社福祉車両の充実化が年々行われています。
例えばトヨタではウェルキャブシリーズという形で福祉車両の導入を勧めており、
必要としている機能や車の種類ごとに最適な車両が選べるようになっていたり、
タクシー業界でも車いす専用車両を始めとした福祉車両の導入台数は、
平成27年度時点でおよそ1万5千台となっております。
日本政府は平成32年度までにこれらの台数を約2万8千台まで広げる計画を行っており、
今後更にこれらの福祉車両の普及が進むものと見られています。
この様に、今後ますますバリアフリー化の流れは進んでいくものと思われます。
近い将来、CMでもあったように「車いすでどこへでも行ける世界」が実現する日もそう遠くないでしょう。
参考資料:国土交通省・トヨタ自動車株式会社