火葬と土葬
皆様こんにちは。
石の武蔵家システム担当のやまもです。
日本では亡くなった方を火葬してお墓に納骨していますが、
キリスト教やイスラム教を信仰している国々の場合、
亡くなった方を直接土葬している所もあります。
では何故土葬を行っているのでしょうか?
これには宗教的な理由があるからです。
キリスト教においては終末論として最後の審判というものがあります。
これは世界が終焉を迎えた後に人間が生前の行いを審判され、
天獄に行くのか地獄に行くのかを決定します。
その際にイエス・キリストが再臨し、あらゆる死者をよみがえらせ、
そこで全ての人間に対して審判を行います。
そのため、キリスト教においては土葬が推奨されているのです。
ただ、近年では費用面の問題もあって火葬が執り行われることもあるようです。
また、イスラム教も同様に最後の審判の教義により、
同じく土葬が行われています。
日本においてもかつては仏教の葬法としての火葬が行われていましたが、
明治時代において一時期神道派からの主張により火葬が禁止されました。
しかしこれは仏教派からの反発や、衛生面での問題、
そして都市部での土葬スペースが足りないといった問題もあり、
結局制定から2年後には解除されることとなりました。
しかしそれでも火葬場の整備が追い付かなかったこともあり、
昭和初期頃までは土葬が行われていました。